2ST抱き付きシリンダー
6月17日、鈴鹿FUN RUNにRZ250Rで出場の方のお手伝いに行った。
予選で焼き付きのトラブルが発生して腰上のバラシと組み立てを行ったがシリンダーにこびりついたアルミの除去をする必要があった。
こびり付いたアルミのペーパー掛けは経験がなかった。
焼き付き、抱き付きは何度か経験してるが街乗りだとオーバーサイズのピストンでボーリング加工って流れで塩酸やペーパーで磨くって作業はしない。
400番のペーパーでシコシコ削ってたがどこまで削ったら良いのかも判らなかった。
残ったアルミでデトネーションが起きないだろうかとか不安がよぎる。
決勝は他のトラブルでリタイヤになった。
そのことから、焼き付きシリンダーのアルミ除去を試しておこうとやってみた。
某オークションで焼き付いたシリンダーを落札してたのでそれでテストしてみた。
写真1、2が焼き付いたシリンダー。
さて塩酸ってどうすれば入手できるのか調べてみたら10%に薄めた塩酸なら入手可能らしい事が判った。
10%に薄めた塩酸というとサンポールやん!という事でサンポールで試してみた。
写真3,4がアルミが付着してる所にサンポールを塗ったところ。
直ぐにアルミから泡が発生してきた。
しばらく置いて尖った工具で突くと結構柔らかくなってた。
その後、リューターで磨くと綺麗にアルミが取れた。
写真5はアルミ除去後の写真。
傷が深い所以外は結構綺麗になった。
今回サンポールで試したがサンポールのトロみは円筒に塗るには使いやすい。
サンポールを小さい容器に入れて工具箱に入れておくのはお勧め。
リューターもホームセンターで3千円位でうってる貧弱なのでも大丈夫だと思う。