ハンドリング

SB172-SR-1-500x362

今月号Street Bikers’でSRのハンドリングを探るコーナーでRD250を体験するのが有った。

レポーターは倒しこみ時の恐怖を感じたらしい。

私はSRX-6で山に入った瞬間に忘れてた感覚を思い出した。

スッと倒れこんでスコーンと曲がっていく。

W650では味わえないのは性格が違う単車だからと思ってたが先のコーナーではXS650も同じ感覚だと書かれてる。

FZ750、TRX850とヤマハの大きな単車にのっても「大きな単車だからハンドリングが悪い」とは感じなかったな。

動作の一つ一つに重さは感じたがハンドリングには不満は感じなかった。

話は全く違うスキーの話になるが私の世代は冬にスキーに行くのは普通やった。

ボーゲンから始まりパラレルターン、ウエーデルンと技術を上げていく。

スキー学校も各ゲレンデに有ったがほとんど入ることなく楽しんでた。

北海道に行ったとき少し吹雪いてたので「一回スキー学校に入ろう」と入校した。

パラレル、ウエーデルンを先生の前で滑ってアドバイスを貰う形だった。

その時に貰ったアドバイスは「滑りが安定しすぎてて切れを感じない」と。

スキーの中心に乗りし過ぎで次のターンへのきっかけに切れが無いと言われた。

加重、伐重、加重の中の伐重で「スキー板を体の中心から外まで走らせて不安定な感じを作れ」と。

その為に気持ち前に体重を掛けるよう言われた。

この後は、この事を常に念頭に置いて滑ってた。

安定から次の安定へ移行する時は間に不安定が入るほうが良いのだと悟った。

しかしスキーだけの事だと思ってたがもしかして単車のハンドリングでも同じなのかな。

車暦のほとんどをヤマハで過ごしてたので「倒しこみの恐怖」ってのを慣れてしまってるのかも。

「倒しこみの恐怖」の不安定の後の安定が有るのを体に染み付いてるのだろうと思った。

メリハリの有るハンドリングを生かす体の使い方を考えればもっとヤマハのハンドリングを楽しめるのかも。

Street Bikers’のおかげで気づかせてもらったのかも。